Chat GPT 5.2 「修士論文というテーマで詩を作ってください。」
静まり返った夜の研究室
蛍光灯の白さが
世界のすべてみたいに感じる二月
モニターの中では
収束しないフィットが
何度目かのため息を吐いている
「もう少し統計を」
「この誤差は系統か?」
問いは増えて
睡眠は減っていく
コーヒーの空き缶が
積分記号のように並び
時間は指数関数的に溶けていく
それでも
一本のプロットが
きれいに立ち上がる瞬間がある
ノイズの海から
わずかなシグナルが顔を出すとき
世界は急に
意味を持ちはじめる
あの日うまくいかなかった実験も
セグフォで落ちたコードも
赤字だらけのドラフトも
すべてがこの一枚の図へと収束する
修士論文とは
厚い紙の束ではなく
迷いながらも
仮説を立て
疑い
確かめ
それでももう一度立ち上がった
あなた自身の
軌跡のフィッティング結果なのだ
提出の日
製本された背表紙は
驚くほど静かで
その中には
数式だけでなく
眠れなかった夜と
何度もやり直した勇気が
綴じられている
そして最後のページを閉じるとき
あなたは知る
これは終点ではなく
次の問いへの
初期条件なのだと
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